10月1日は、中秋の名月でした。
旧暦で、秋分の月の15日の夕方から出る月で、
「お月見」をしながら月見団子を食べる習慣が
日本にはあります。
また、中国では国慶節と中秋節が重なるのは
100年に3回だけだそうで今年がその年に
なるそうです。
作物の収穫祭とも重なった、
中秋の名月を見て愛でる習慣。
これは平安時代に中国から
伝わったそうです。
旧暦では9月になることが多いそうですが、
今年は10月1日となり、
これは19年に4、5回の確率だそうです。
「十五夜、望月、芋名月」とも
呼ばれる中秋の月は、
ずっと満月だと思っていましたが、
そうでなくともよいそうです。
今年の場合は、
2日(金曜日)の朝が満月だそうで、
しかも今月の満月は、
一月に2回満月が訪れるという
貴重な「ブルームーン」と呼ばれる月。
実際には何度か訪れはしますが、
アメリカでは
「一生に一回のブルームーン」と
言われているほど、
チャンスが得れるという面でも
今日の満月は貴重です。
そして10月29日は十三夜です。
十五夜と一緒にお祝いをしないと
「片月見」と言われ、チャンスが
半分になってしまうとも言われています。
ぜひこの日も月を見て愛でてください。
それから平安時代には、
この季節に秋の七草の歌を詠む遊びもあり、
中秋の名月には季節感のある七草、
ススキなどを飾るようになりました。
遠い昔の人たちもこの同じ月を愛でて、
子孫や先祖を思い、
そして自分自身の精神やたましいを思い、
また明日から頑張ろうという
気持ちになったのだと思います。
ぜひ、今晩の月を愛でて明日への
活力にしてくださいね。
今日も素晴らしい夜を過ごされますように。