『満月とウエサク祭』
(2020年5月7日のメールレターから)
今日は満月です。
5月になって、立夏になって初めての満月。
生命力が溢れるこの時期の満月は、
いつもと少し違ったエネルギーを
持っているようです。
欧米では「メイ・ブライド」と言って、結婚に良い季節としても有名です。
京都鞍馬山では五月満月(ウエサク祭)と言う、草木が芽吹く力が満ちるこの時期に、世界平和のお祈りをするそうです。
ウエサクの語源は、
サンスクリット語の「ヴァイシャーカ」で、インド暦第二の月という意味です。
釈迦の降誕、悟りを開いた日、
入滅の日が、全て「ヴァイシャーカ」だったという言い伝えがあって、そこからウエサク満月は5月の満月となったようです。
「満月の夜は、天界からの強いエネルギーが降りてきて、浄化力がとても高い」と言われていますが、きっとそれは本当です。
以前、チベットの高僧と一緒にインドのブッダガヤに巡礼に行った事がありました。
世界遺産のブッダガヤを訪れたその時も、満月の夜でした。
その時はスーパームーンと言って、
ひときわ大きく光り輝く満月が、
ブッダガヤの大塔を照らし出していました。
2,600年昔に、ブッダが悟りを開いた菩提樹。
それ以来、数知れない程の多くの巡礼者がそこを訪れました。
その地で、高僧達と一緒に、
満月の夜に一緒に瞑想をしたのです。
満月の光の下では、日の光と違って
全てが見えるわけでは無いけど、
こころの深いところが見えてきます。
周りではお経を唱えているのに、
目を瞑っていると、少しずつ周囲の音が消えていって静かになっていきます。
満月の光に照らされて、
だんだんと身体と心が透明になっていくような感覚さえします。
「自分はいったい何者なのか?」
「自分は本当は何を望んでいるのか?」
「自分はこの世界で何をしたいのか?」
心の表層を覆っているプライドや自我が、少しずつ月の光の中で溶けて落ちていき心の本質を照らし出していきます。
「ああ。こんなにも自分は生きたいんだ。この世界の光り輝くものたちを愛している」
そしてそんなふうに、本当の自分の気持ちが浮かんでくるのです。
満月の夜には、そこでブッダが瞑想をして悟りを開いたのを思い浮かべて、僕も自分に問いかけるのです。
きっと答えを見つけるのが大切なんじゃなくて、諦めないって気持ちが大切なんだと思います。
心の中、遠くにちょっとだけ見える
小さな光を目指して、自分を探していく。
諦めさえしなければ、きっと何かが解ってくる。
だから、満月の夜には、
瞑想をして自分に質問してみてください。
きっと答えが出てきます。
あるいは本当の気持ちがちょっと解って、進む道が見えてくるかもしれません。
そんな本日の満月の夜、
21:00〜21:15の15分間、
「みつゆき×上田サトシのヒーリング瞑想」をライフ配信させて頂きます。
(200名の方々が参加、好評でした。)
これまでの4年間、毎年東京と大阪で各1回づつ、アイリッシュハープの第一人者である『みつゆき』と
瞑想家の『上田サトシ』が60名限定で行われてきたコンサートの、特別無料ウェブバージョンです。
23週で生まれてきた赤ちゃんのサポートをした時の事、
宇宙から地球を目指して降りてきた子供をモチーフに、私たちの「たましい」の起源を、みつゆきが奏でるアイリッシュハープに、
上田サトシが詩を語り瞑想のリードをさせて頂きます。
満月の夜にぜひ瞑想をしながら
自分だけの答えをみつけてください。
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